●認知症対応型共同生活介護では、認知症要介護・要支援者の方々に、共同生活を営むことができる住居において、入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練等のサービスを提供します。
●認知症対応型共同生活介護は認知症グループホームといわれているもので、従来は居宅サービスに分類されていましたが、法改正を機に地域密着型サービスとして位置づけられました。改正前には、要支援者は利用できませんでしたが、改正後は地域密着型介護予防サービスもあり、要支援(2に限る)の方も利用できるようになりました。
●認知症は、集団の中で、画一的にケアを受けていると、生活そのものがケアに支配され、自己が失われていくような不安を感じます。認知症グループホームのケアは、認知症の方が混乱しないで普通の生活を送ることができるようにすることを何よりも優先します。認知症の方が「心身の痛みを緩和し」、「心を癒し」、「生活に満足できる」ように導きます。
●慣れ親しんだ生活様式が守られる暮らしとケア
– 束縛のない家庭的な暮らし
●認知障害や行動障害を補い、自然な形でもてる力を発揮できる暮らしとケア
●小人数の中で1人1人が個人として理解され受け入れられる暮らしとケア
– 人としての権利と尊厳、個人の生活史と固有の感情)
●自信と感情が生まれる暮らしとケア
– 衣・食・住全般に生活者として、成人した社会人としての行動、役割を回復
●豊かな人間関係を保ち支えあう暮らしとケア
– 家族との、擬似家族としての、スタッフとの、地域社会との、入居者同士の